ニューヨーク市との農業文化交流
ネットベリー スタッフの石場です。
せわしなく働いているうちに、気づけばあっという間の一か月。
4月のはじめに家の周りで聞こえ出した新米うぐいすの初々しい鳴き声も、
今では立派な「ホーホケキョ」に成長しました。
毎年思うのですが、かなり近くで声が聞こえても、一度も姿を見れたことがないんですよね。
不思議です。
そんな4月、私たちはアメリカ・ニューヨーク州からのお客さまをお迎えしていました。
マックス・ラーナーさん(写真中央)は、ニューヨーク市の都市環境整備のリーダー的存在。
アメリカと日本、それぞれの農業の形から持続可能なこれからの農業を考えようと、
安来市とニューヨーク市とでお互いの農業システムを学び合う農業体験プログラムを計画されています。
今回はその下見とプログラムの検討を兼ねて、14日~24日のおよそ10日間にわたって、
市内のいちご農家や有機葉物野菜農家を見学し、さまざまな農作業を体験されました。
アメリカで主流となっているのは、小麦、大豆、トウモロコシなどの単一作物を
広大な敷地で一斉に栽培する大規模的な機械農業。
日本の多品目栽培、小規模な農業経営のカタチとは、まさに農業文化が異なります。
その一つひとつが、みなさんにとってはとても興味深かったようでした。
ニューヨーク市では一般の住民の多くがアパートメントに暮らしていて、
その屋上に菜園がつくられることはあっても
個人が家庭菜園を持つのはとてもまれなことなのだそうです。
日本では珍しくない農薬・化学肥料不使用のオーガニック野菜も、
裕福な暮らしをしている人しか食べられないとても高価なものだとのこと。
自分や大切な人の食べるものを自分たちで作れるということは
実はとても特別なことかもしれない、と思う今回の機会でした。
それと同時に、日本型の農業がさまざまな問題を抱えていて、
その転換点に立っているのも事実。
アメリカの農業の良いところ、日本の農業の良いところ、
それぞれに学び合っていける交流になるといいなあ~と思います。
みなさん納豆・カレー・ラーメンetc…日本食大好き!
2019.04.29
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