いちご農家体験ツアー、開催

 

 

ネットベリー スタッフの石場です。

 

気づけば、立春。

暦のうえでは春の訪れです。

 

 

 

冬の間にいろいろ先延ばしぐせがついていたわたしですが、

意識も、身体も、ようやく動くようになりました。

準備運動がわりに、わが家でためこんだ野良仕事を少しずつ片づけていく毎日です。

 

 

とはいえ気温は10℃以下の冬空が続く折、

 

安来市でいちごの新規就農を志す方々に向けた体験ツアーが開催されました。

 

県外から4名の方が参加され、

2月9日(土)~10日(日)の2日間をかけて

安来市の農業についての説明や現役農家との個別相談、施設見学や農業体験を実施。

 

 

同行させていただいた2日目は、

U・Iターンの先輩農家として石橋農園と大森ファームにて

農園の見学といちごの収穫~パック詰めまでの農業体験を行いました。

 

 

まず訪れたのは、石橋農園。

石橋賢一郎さんは2016年に独立就農され、今作で3作目のシーズンをむかえています。

 

 

この日は、「紅ほっぺ」と、市内では石橋さんだけが栽培している島根県の開発品種「おくに」のハウスを見学しました。

 

 

 

 

 

幸運にも2番目の花房のいちばん大粒のいちごが、収穫のベストタイミング。

とれたてを、そのまま実食。

「いちごってこんなに大きくなるんだ!」とみなさん驚いていらっしゃいました。

 

 

 

その後、一人ひとりトレーをたずさえて「紅ほっぺ」の収穫を体験。

いちごの実を引っぱるのではなく

ヘタのもとと実の先端を優しく支えて軽くひねると、

意外と簡単にとれるものです。

 

 

 

 

 

収穫したいちごにラップをかけて、素敵なお土産になりました。

 

つづいて、歩いておよそ5分ほどの距離にある大森ファームへ。

 

 

 

2018年9月に独立就農を開始した、大森雄介さん・裕美さん。

 

 

 

石橋農園で見学したハウスは、畑に直接苗を植える土耕栽培。

大森ファームでは、すべてのハウスが作業者の腰の高さにベンチを設置する高設栽培。

それぞれの栽培方法ののメリットやデメリット、水管理や肥料管理の違いにみなさん興味津々の様子でした。

 

こちらでは、「よつぼし」のハウスを見学。

 

 

「紅ほっぺ」、「おくに」、「よつぼし」。

ほかにも安来市では「章姫」、「かおり野」も栽培が盛んです。

カタチや酸味と甘みのバランス、育ち方や実のつき方のクセなど、品種ごとに備わっている個性。

参加者のみなさんは、いちごを観察し、食べ比べられてそれぞれの違いを感じておられました。

 

参加者のうち3名はすでに安来市での就農が決まっており、

今年の5月からは、それぞれ師匠となるベテラン農家さんのもとでの研修をスタートされる予定です。

 

「ネズミや病害虫など、どんな対策が必要ですか?」

「いちごの生育スピードってどれくらい早いですか?」

など、それぞれの農園で活発に質問があがっていました。

 

 

見学ののち、ハウスから作業場へ。

収穫後、持ち帰ったいちごの重さを量り、サイズ分けを行う仕分け作業と

仕分けが済んだイチゴをサイズごとに決められた個数に詰めていくパック詰め作業を体験しました。

 

 

 

 

いちごをひとつひとつ、デジタルはかりに載せては4L・3L・2L・L・M・Sの6サイズと規格外のいちごに分けていきます。

そのなかで、いちごが熟しすぎていないか、傷などの異変がないかといったこともチェックしなければなりません。

 

 

 

仕分けたいちごを詰めていく際には、いちごがちゃんとトレーにおさまってくれないこともしばしば。

ひとつひとつの形を見きわめ、なるべくいちごの赤でトレーの黒をおおい隠していきます。

 

 

 

「こうやって、ひとつひとつ手をかけたものが店頭に並んでいるんですね」、と参加者の方。

 

ベテラン農家さんは、手に持っただけでいちごのサイズが分かってしまうといいます。

わたしもいつか、そこまでのレベルに達してみたいなあ。(う~ん、何年かかるか…)

 

 

最後の昼食の時間まで

安来での生活のこと、研修のこと、

尽きることなくお話は続きました。

 

 

2日間たいへんありがとうございました。

また、お会いできる日を楽しみにしています。

 

 

余談ですが、見学途中の移動の際に、

参加者の方に「あれはなんですか?」と尋ねられました。

 

 

こんもり盛られた砂山の上に、小さい石、灯篭、お花が飾ってあります。

うーん…墓石のないお墓??

地域に詳しい人によれば、昔、土葬が一般的だったころの名残でこのようなお墓のかたちになっているらしいとのこと。

何回か通っている道で、視界のはしにとらえていても、まったく気にとめていませんでした。

 

いつもこういう場面に出会えるたびに、じんわり幸せな気分になります。

当たり前のように見ている名前のない景色を、何かのきっかけであらためて意識することで

自分の目のぼやけて見えていたところに、新しいレンズが入るような感覚というか。

 

異なる地域に住んでいらっしゃる方とお会いすることは

自分とは異なる環境や、価値観のなかで重ねてこられた人生の一瞬にふれることだなあと、常々思います。

今日からまたがんばろう、とあらためて気をひきしめました。

 

 

立春。春が立つ。

いろいろなことが動き出しそうな、春のはじまりです。

 

 

2018.02.16

 

 

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